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普通の高校教員(生物)が、仕事と家事育児の両立に悩みつつ、普通のAL型授業に取り組むブログ

これまでのまとめ。

今年はいろいろやってみたのですが、これまで全く残していなかったので、今覚えている分だけ残しておきます。

 

【生物】難しいとわかっていて選択した3年生20名のクラス。おとなしすぎず、うるさすぎず、やりやすい。週4時間のうち2時間は連続になっていて、いろんなチャレンジができる。

●カタラーゼの実験・・・「〇〇について調べる」というテーマを私が設定して、あとは班ごとに教科書などを見ながら実験計画を立て、実験をし、結果と簡単な考察までを発表する。発表会の進行も生徒に任せて、私は聞くだけ。自分たちで実験しているので内容をよく把握していて、自分たちの結果と違った時に疑問を持つ様子が見られました。

 

●細胞小器官の働き・・・20名で10ペアを作り、各ペア一つの細胞小器官になりきって自己紹介文を考える。その後、フォークダンスのように席を移動しながらお互いに自己紹介(こんにちは、私は葉緑体です!みたいな)をする。今まで対話を促したくていろいろやってみたけど、これが一番盛り上がった気が。来年度は早い段階でやりたいな、と思いました。

 

●質問づくり・・・去年は結局一度で挫折してしまったけど、今年は雰囲気も良くなってきたのて再チャレンジ。2回目の質問づくりの時は2時間連続の時間を使って、1時間目に質問づくりをして、2時間目に定期考査の問題づくりをしてみた。各班閉じた質問と開いた質問を1問ずつの計2問考えたあと、問題と模範解答、なぜこういう問題にしたのかを簡単に発表してもらう。できた問題を見ながら、生徒の思考が見えるなーと感じました。よく考えられた問題ばかりで感心!

 

●教科書を作る!?・・・生徒との雑談中、「もうちょっと教科書わかりやすく書いてほしい、俺が書いたほうがぜったいわかりやすい!」との発言から、「それいいね!」と。できあがったものは後輩の授業で使うことにして、学年末考査の代わりに卒業制作的な形で取り組んでもいいかも??どうしようかな。わくわく。

 

【化学基礎】うちの学校では1年生で開講していて、固定クラスでできる授業(2年次以降は大学のようにクラスごちゃまぜで選択者のみが集まっている)。グループ活動が比較的やりやすい。

●専門外にはつらい前半を終え、やっとmol計算に!しかしこの分野は個人差が大きくなるのがネック。あと、うちの生徒に共通で苦手な生徒は最初からあきらめがち。

まとめの問題25問をグループ内で分担して、自分の担当した問題をほかのメンバーに説明してみることに。各グループで進行役を決め、時間配分もおまかせ。グループで取り組みに差が出たので改善の余地は大ありだけど、いつもより寝る生徒が少なかったり、がんばってる姿も見られたので、一回目としてはまあOKということにする!

 

【地学基礎】19人の少人数クラス。マジメだけど、とにかくおとなしい。でも発表は意外とキライじゃなさそう。

●グループごとに簡単な授業をしてもらう計画中。まずは全員で評価基準づくり。準備の時間、発表のようす、(発表に使う)KPのできばえ、聞き方の4つの項目について具体的な基準をワールドカフェで考える。最後に各グループで一つの項目につき3つずつあげて、全員で共有。後日私がたたき台をつくり、生徒に返して再検討して基準決定→授業準備、と続く予定。わくわくパート2。

 

こんな感じです。3年生の生物基礎だけがどうしても軌道に乗りません。まさにガードレールの幅の設定。とりあえず、この間の職員研修で溝上さんが実践されていた、授業への取り組みのOPPAを取り入れようと思っています。